市川猿之助が「新・陰陽師」でリベンジ！ 娯楽大作に徹し場面ごとに沸かせていく

歌舞伎座（Ｃ）日刊ゲンダイ

　出演予定だった市川左團次も初日から休演し、代役を立てていたが、15日に亡くなった。1月の国立劇場が最後の舞台となった。歌舞伎座では前年11月.12月の團十郎襲名披露公演が最後で、13代目を市川宗家として守り立てていたのが記憶に残る。この俳優の最後の大仕事となった。

　80歳前後の役者たちが少なくなっていく。この世代の舞台のひとつひとつが、観客にとっても大事な思い出となっていく。　

（作家・中川右介）