かつての問題作「食人族」が40年の時を経て考えさせられると話題に!《迷惑系YouTuberの先祖が出てる》
40年前、日本で大ヒットしたイタリアのホラー映画『食人族』が、5日から「4Kリマスター無修正完全版」として、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿ほか全国で公開されている。
ドキュメンタリー映画を制作するために、アマゾンの奥地に生息する「食人族」の撮影に向かった男女のクルー4人が消息不明になったことで、捜索隊が「食人族」の村を訪れ、彼らの白骨遺体とクルーが残したフィルムを発見したところから始まる。
フィルムには、クルーによる食人族への非道な行いが映っていた。怒った食人族によってクルーが食べられてしまうのだが、目を覆いたくなるのは動物を痛めつけるシーンと無修正で生まれたままの姿で登場する部族たちくらいだ。ホラーとしての恐怖よりも、人間の野蛮さについて考えさせられる作品である。
都内の劇場には平日の夕方の回にもかかわらず、100人を超える観客が。ほとんどが男性のおひとりさまで、当時を懐かしむ50、60代と同じくらいの数の大学生や20代と思しき若者が来ていた。すでにグッズやパンフレットが一時品切れになる劇場もある人気ぶりである。