映画「シン・仮面ライダー」に吹き荒れる賛否 一文字隼人役の佐々木剛氏「不愉快」と苦言
現在公開中の仮面ライダー生誕50周年記念映画「シン・仮面ライダー」。庵野秀明監督による、テレビドラマ版「仮面ライダー」(1971年・テレビ朝日系)のリブート作品だが、ドラマ版で仮面ライダー2号・一文字隼人を演じていた佐々木剛氏が、「週刊女性PRIME」の取材に対し、「正直、別物で不愉快だったね。なにか作りたいものがあるなら一から新しく作れと言いたい」と苦言を呈し、物議を醸している。
佐々木氏は、CG技術の多用により、映画からアクションの“肉体感”が感じられなかったことなどに違和感を抱いたようだが、この報道に対しツイッターでは、〈これ「不愉快」って言葉、本当に佐々木さんが言ったか疑問〉〈記事全体を読むと、そこまで全否定って感じでもないんですよね〉〈なんでこう、女性週刊誌はライダーに冷たいのか……〉などという否定的なコメントも少なくない。
同作は、「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「シン・ウルトラマン」を手がけた庵野秀明監督による「仮面ライダー」の新解釈。主演は「仮面ライダー1号」の本郷猛役に池松壮亮、「仮面ライダー2号」の一文字隼人役に柄本佑、さらに浜辺美波、塚本晋也、森山未來ら豪華キャストが脇を固めている。アクションシーンはCG技術を使用し、随所で現代風のアレンジが施されているものの、ラストシーンでは往年の主題歌が流れるなど、キャッチコピーの「変わるモノ。変わらないモノ。そして、変えたくないモノ」を地でいく作品だ。
しかしながら、「庵野監督のドラマ版へのオマージュを感じた」「石ノ森章太郎氏の原作をよく踏襲している」という声が上がる一方で、往年のファンからは、「ドラマ版との違いにガッカリした」という意見もあり、まさに賛否両論が巻き起こっている状態だ。