Netflix「サンクチュアリ」躍進で…相撲中継に問われる放映権料「年間30億円」の費用対効果
元プロ格闘家で俳優の一ノ瀬ワタル(37)が主演を務める、動画配信サービス・Netflixオリジナルシリーズ「サンクチュアリ─聖域─」が、ネトフリの日本の「今日のシリーズTOP10」で5日間連続1位を獲得するなど、韓流ドラマをしのぐ人気ぶりだ。
いまだ神秘のベールに包まれている大相撲の世界が舞台。才能と体格を猿将親方(ピエール瀧)に見初められ、父の借金を返し、大金を稼ぐためだけに入門した、大相撲に一切興味ナシのヤンキー力士・猿桜(一ノ瀬)が、頂点を目指して成長していく姿が描かれている。
ドラマとのコラボで大相撲の聖地・両国国技館最寄りの両国駅の3番ホームには全長約25メートル・高さ約2.8メートルの壁面に猿桜の姿が描かれている(5月28日まで)。
「力士役の俳優たちはたっぷりと準備期間を積んだため、これまでの相撲をテーマにした作品とはレベチのリアリティーに圧倒されます。若い人に相撲をPRするには効果があった作品でしょう」(スポーツ紙記者)
NHKは14日から大相撲5月場所の放送をスタート。初日の平均世帯視聴率は10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったが、費用対効果は今後、局内で問題になりそうだという。