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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ジャニー喜多川氏=いい人」が定着していく一方で…性加害は繰り返されていた可能性が

公開日: 更新日:

「部屋に遊びに行けば、好きなものを食べさせてくれるし料理もしてくれる。ご褒美でウナギを食べさせてくれた。部屋にはアメリカの珍しい玩具があり、ビデオも見ることができた。テーマパークに行くような気持ちだった」

 普段のジャニー氏も「社長というより優しくて面倒見が良くて親しみの湧くオジさん」がタレントたち共通の印象だった。

 24年前、「週刊文春」がジャニー氏の性加害を報道するも、他のメディアが取り上げることもなく何事もなかったように平穏を取り戻した頃。誰が最初に言い出したかは定かではないが、タレントがテレビでジャニー氏の話をするようになった。芸能関係者によれば「社長の話を公の場で話すのですから、社長自身か事務所の許可を得ていたと思う」という。

 事務所の社長の話をすることすら珍しいのに、ジャニー氏に関しては面白おかしくエピソードを紹介。タレントを「ユー」と呼び、「ユー、やっちゃいなよ」は最も有名なジャニー氏のフレーズとなった。ちなみにメリー氏の話は一切しない。


 タレントがテレビで語るジャニー氏の人間像は誰もが好印象を持ったはず。アイドルを目指す少年とその親も「優しくてみんなに愛されている社長なら安心して任せられる」と思っても不思議はない。

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