寺島しのぶが10月歌舞伎座「本公演」に初出演か…“女人禁制”の伝統破り悲願成就なるか
俳優の寺島しのぶ(50)が歌舞伎座の「10月大歌舞伎」に出演すると発売中の「女性セブン」が報じ、話題になっている。女人禁制で長く受け継がれてきた歌舞伎座の舞台に寺島が立つとなると、歌舞伎の歴史を変える出来事である。
歌舞伎座に問い合わせると「まだ9月までしか決まっておらず、10月の公演はお答えできる状況にありません」(宣伝担当)というが、同誌によると、演目は「文七元結」という世話物で、主人公の長兵衛は父・尾上菊五郎(80)の当たり役として、寺島にとっても思い入れのある演目。その長兵衛を中村獅童(50)が、女房のお兼を寺島が演じるというのだ。
■眞秀との歌舞伎共演も
音羽屋に生まれた寺島は、弟・菊之助(45)がメキメキと実力をつけていく姿を横目に、女性ゆえ歌舞伎座の舞台に立てない自らの宿命に常にジレンマを抱きつつ、女優として活躍。他の梨園の娘たちと同じく、満たされない思いを胸に、自分の代わりに息子を歌舞伎座の舞台に立たせるべく英才教育を施していた。寺島が歌舞伎座出演となれば、長男の尾上眞秀(10)との親子共演の可能性も高い。