「24時間テレビ」メインパーソナリティー なにわ男子から有働由美子に交代の声が出るワケ
8月26、27日に放送される夏恒例のチャリティー番組「24時間テレビ46」(日本テレビ系)のメインパーソナリティーに就任したジャニーズ事務所のアイドルグループ「なにわ男子」に、早くも逆風が吹いているという。
今年は「明日のために、今日つながろう。」をテーマに、子ども、環境、SDGsなど、未来に向けて考えるべき社会問題を取材し、発信するーーが、なにわ男子といえば、創業者の故・ジャニー喜多川氏による未成年への性加害問題で揺れるジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が今、最も推しているグループといわれている。
動画と文書で一旦は謝罪したものの、記者会見を開くなど当事者として矢面に立っていないことから、ジュリー社長への批判の声は少なくない。
そのことからも、ジャニーズ批判をかわすために、メインパーソナリティーをなにわ男子から今回チャリティーパーソーナリティーを務めるフリーアナの有働由美子アナ(54)へのチェンジを求める声が、日テレ局内からも挙がっているという。
「8月4日に国連の調査団が、ジャニーさんから性加害を受けた元タレントたちに行った聞き取り調査について記者会見を開き、声明を発表したことでジュリー社長の責任が改めて問われることになり、視聴者からの風当たりがさらに強くなることが予想されます。そのため、『有働さんをメインに』と言う声が局員からも出ています」(日テレ関係者)
7月25日、国連の「ビジネスと人権」作業部会は、『ジャニーズ性加害問題当事者の会』副代表の石丸志門さんらから聞き取り調査を行い、28日には大阪市内でも被害者からヒアリングを行っている。同作業部会の記者会見が4日に開かれ、ジャニー氏の性加害問題についてこう声明を発表した。
「ジャニーズ事務所のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという、深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」「日本のメディア企業は数十年にもわたり、この不祥事のもみ消しに加担したと伝えられている」
被害者への謝罪や金銭的補償などの救済の必要性を訴えた。