三浦知良“ご法度”CM出演に大正製薬が激怒!カズが所属する浜田省吾のグループ会社の責任は?
《本件はスポーツ選手や芸能人の広告起用にかかる業界の慣習を揺るがす事態といえます》
大正製薬がCM起用を巡り、書面で怒りの告発をしたのは、日本サッカー界のレジェンド“キングカズ”こと三浦知良選手(56)。
同社は、2016年から主力商品のリポビタンD(以下、リポD)の広告宣伝に起用していた三浦選手を、リポDの錠剤タイプの商品「リポビタンDX」の広告宣伝にも起用しようとしたところ、錠剤に関しては契約書に規定がなく、広告対象に含まれないことからことから、三浦選手の所属事務所はこれを拒否。しかも、サントリーウエルネスの錠剤タイプの健康食品「セサミンDX」の広告宣伝に、三浦選手の出演を決定させたという。
「現在リポDのCMキャラクターを務めるキムタクも、かつてトヨタのCMに出演していましたが、現在は日産のCMに出演しているように、競合企業同士が同じタレントやスポーツ選手を時間差でCMに起用するケースはこれまでもありました。しかしCM契約中だったことから、大正製薬はカズの所属事務所を提訴しましたが、契約書に錠剤の記述がないため敗訴となっています。とはいえ、契約中の企業と競合する他社製品のCMにタレントを出演させるのは業界のご法度で、普通ならマネジメント事務所がこうした契約は結ばないはずです」(大手広告代理店関係者)