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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

芸能人も「働き方改革」が進む…自分の病気をオープンにし“商売ネタ”に使う人も増えた

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 僕も20年ほど前になるか、インフルエンザで休みたいと仕事先に連絡したところ、「特番なんで頭数が足りなくなる。おとなしく座っているだけでいいから」と言われたことがあった。実際、昔は入院や手術が必要でも、スケジュールを調整して密かに行い、何事もなかったかのように復帰するケースが多かった。

 それが今や時代は変わった。芸能人が病院のベッドに横たわる、有吉のようなケースもちょくちょく目にするようになった。メンタルの不調や不妊治療をオープンにする人も出てきた。

 それというのも、新型コロナの影響も大きかったと思う。コロナ禍で「感染したら公表して休む」というのが当然のこととなった。もちろん、芸能人も人の子で、体調を崩すこともあるし、休むのも当たり前。回復したら仕事に戻ればいいという考え方が定着した格好なのだ。これは芸能人の「働き方改革」が進んでいるということだろう。

 先日、2019年に舌がんを患った堀ちえみ(56)が、40周年記念公演を名古屋と福井で開催すると会見していた。堀の周囲が大病の克服をアピールして売り上げにつなげたい思惑もあるだろう。同じ病気を患っている人を励ます意味でも、病気を話題にするのはいいと思う。

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