どうするキムタク? 超大手企業に見限られ…マック&日産「CM契約更新なし」表明の必然
ジャニーズCM打ち切りラッシュのなか、看板タレント木村拓哉(50)にも大手企業は見切りをつけだした。日本マクドナルドは現行契約の期間満了後は更新しない方針を明らかにし、日産自動車はジャニーズ所属タレントとの新規の広告契約を結ばないと発表。
「広瀬すずと共演しているマクドナルドのテレビCMは、木村の出番を減らしていき、最後は広瀬すずだけを残すという噂が業界にありました。今回の発表はもっとスピードアップした感があり、ちょっとした驚きを持って受け止められています」(広告プロデューサー)
日産は2020年から新ブランドのアンバサダーとして木村を起用。同年8月から「やっちゃえ NISSAN 幕開け編」のテレビCMをスタートさせていた。CM自体は当面続行するものの、契約満了の際に改めて判断するとしている。
いずれもジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川氏による世界最悪級の児童性加害について先のジャニーズ事務所による記者会見を鑑みての判断。「人権尊重を定めた行動規範」(マクドナルド)、「人権尊重に関する基本方針」(日産)に反しているとの理由をあげた。トップスターであり、人気俳優でもある木村もジャニーズ所属である以上、企業がNOを突きつけたのも当然の判断といえるだろう。冒頭のプロデューサーはこう続ける。
「木村拓哉の商品価値は工藤静香との結婚で人気に陰りが出て、『終わった』という見方が業界内にはびこっていました。ところが意外かもしれませんが、SMAP分裂解散騒動でそれが一転、再浮上したのです。ジャニーズ残留をファンや世間からは悪者扱いされていましたけど、芸能関係者からは称賛される声が実は上がった。今も昔も、一部の大手芸能プロが業界を牛耳るのが日本の芸能界です。そこから独立するタレントは容赦なく切り捨てる一方、ヤクザの親分ならぬ所属事務所への忠誠を誓い続けるようなタレントは優遇される。そんな不文律、習いによって再び売れっ子に返り咲いたのが今の木村です」