「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に誹謗中傷のワケ…キーワードは95年入所なのか?
ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏(2019年に死去)による性加害問題が、異様ともいえる展開になってきた。
芸能界で長い間、見て見ぬふりをされてきたジャニー氏による“犯罪的な行為”について、勇気ある告発を決断した「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の平本淳也代表(57)が22日、SNS上で誹謗中傷を受けているとして、被害届を提出するために神奈川県警に相談に向かう事態となったのだ。
当事者の会はジャニー氏による性被害を訴え、事務所側に対して被害者の救済措置を取ることなどを求めている。過去の出来事とはいえ、おそらく被害者自身も記憶から消し去りたいであろう性被害の事実。そんな忌まわしい出来事が複数年に渡って繰り返されていた異常な事務所の実態について、当事者の会のメンバーは法治国家としての真っ当な対応を求めているに過ぎない。
その被害者に対して、SNS上とはいえ「デビューできなかった嫉妬」「売名行為」といった言葉を投げかけるのは、もはや誹謗中傷の類を通り越して「二次的被害」に当たるといっていいのではないか。