ジャニーズ事務所の“圧力手法”をマネ…安倍政権以来の官邸の横暴が日本を滅ぼす
「テニミュ」ブームは「イケメン」というジャンルを開拓し、ジャニーズに気兼ねして男性アイドル育成に及び腰だった他のプロダクションも次々に「2.5次元」スターを世に送り出し始めた。
思えばこの頃からジャニーズ帝国独裁に陰りが見え始めた。決定打はSMAPのマネジャーだった飯島三智氏をクビにしたことであろう。もし飯島氏が社長を継いでいたら現在のようにはならなかったかもしれない。
■政権に批判的なコメンテーターはテレビからいなくなった
そして「あんなのは出さないほうが」と電話するジャニーズの手法を真似した者たちがいた。安倍政権である。
武田砂鉄氏のラジオで池上彰さんが最近言っていた。
「安倍政権に対する批判的なコメントをする人がいたり、ニュースの原稿の中にそういうことがあると必ず抗議が来るんですね、官邸から。ほぼ毎日」
その中で、報道ステーションから古賀茂明氏が降ろされ、青木理氏は羽鳥慎一モーニングショーを、TBSでは岸井成格氏が降板した。気付けばテレビには、古市憲寿、成田悠輔、東国原英夫、立川志らくなど、政権擁護しかしない面々ばかりで、批判的なコメンテーターはいなくなった。