旧ジャニーズ「エージェント契約」でグループ間格差が拡大 闇営業問題で導入した吉本興業との違い
「当時、加藤と同じく『スッキリ』に出演していたハリセンボンの近藤春菜が加藤に賛同したことで、“加藤の乱”と言われました」(スポーツ紙記者)
その後、加藤は当時会長の大﨑洋氏と面談し、吉本は加藤の発案だったエージェント契約を導入。加藤と近藤、それに友近(50)、たむらけんじ(50)らが専属エージェント契約を結んだ(加藤は21年3月に専属エージェント契約切れで独立)。
「専属契約を結んだのは吉本に批判的か、スタッフから嫌われていた芸人がほとんど。厄介払いができた上に高額なギャラを支払わずに済んだことから、専属エージェント契約は吉本にとって好都合でした。それに対して、旧ジャーニーズの新会社が導入するエージェント契約は吉本のものとは大きく異なるだろうと言われています」(大手芸能プロ幹部)
専属エージェント契約の仕組みは概ね次の通りだという。
■人気下火のグループの運命は?
仕事のブッキングは基本、タレント個人もしくは設立した個人事務所が営業をかけるなどして行う。その際のギャラの取り分はすべてタレントのものになる。一方、事務所経由で仕事が入ってきた分に関しては、20%ほどの手数料を引かれた分がタレントの取り分になる。これだけ見ると、タレントに有利な契約に見えるが、決してそうではないという。