ジャニーズ事務所ついに消滅…TV局で起こる「ジャニ担解体」と「ライバル事務所の営業過熱」

公開日: 更新日:

 創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、ジャニーズ事務所が17日から社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更。61年間続いた名称が16日でついに消滅した。

 社名を冠したグループや番組などは今後、対応を迫られることになるが、テレビ局内部では今、何が起こっているのか。民放キー局編成関係者はこう話す。

■ジャニ担解体

 まずは局内で肩で風を切って歩いていたという“ジャニ担”の処遇について。

「現在、ほとんどの局で実質的に解任となっていて、待機状態ですね。プラチナチケットの手配から、各種お祝い、飲み食いなどズブズブの関係で癒着が激しかったので、出世コースから外れる人が多いと思いますね。みんな戦々恐々でしょう。かつての“MOF担”と同じく、今までの癒着が問題視され始めている局もあるようです」

■冠番組打ち切り

 ジャニ担が解体され、冠番組の打ち切りや名称変更はこれから起こっていくだろうという。

「ひとつのポイントは大晦日のNHK紅白歌合戦ですが、ジャニタレはほぼ出ないことが確定している。となると、民放もそれに倣っていくことになると思います。ただ、冠番組を打ち切るかどうかなど、具体的な動きが俎上に載ってくるのは、来年春の改編期だと思います。ここが一つのヤマだと思います」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に