小日向文世が照れ笑いしながら明かす 飄々とした「軽さ」を信じてくれた妻への愛情
「食えない時期を一緒に過ごしてるから、ちょっとやそっと食えなくても、へこたれない」
(小日向文世/TBS系「人生最高レストラン」10月21日放送)
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日本を代表する名バイプレーヤーのひとりである小日向文世(69)。しかし、47歳で「HERO」(フジテレビ系)に出演し、ブレークするまで、仕事がなくて苦しんでいた。だからだろうか、「いまだに自信ないんですよ。“軽いヤツ″だなとか思われているんだろうなって」と苦笑する。そんな苦楽を共にした妻の強さを語った言葉を今週は取り上げたい。
結婚したのは、小日向が39歳の頃。お相手は同じオンシアター自由劇場の劇団員だった。小日向は高校時代、油絵を描いており、美大を志したものの、それはかなわずグラフィックデザインの専門学校へ。写真学科に編入したが、この頃から役者に興味を持ち始め、やがて中村雅俊の付き人を務めるようになった。
そして中村の勧めもあり、23歳の頃、自由劇場へ入団した。入団5年目で舞台「クスコ」に出演。自分の演技で観客が息をのむのを感じた。