全米公開で日本の底力見せた「ゴジラ-1.0」の快進撃 マーベル映画の大作と比べても遜色なし
11月3日に公開された東宝映画「ゴジラ-1.0」は今も好評ヒット中だが、12月1日から全米公開され、これが大変なことになっている。3日間の興行収入が並み居る大作映画の中で堂々の3位となり、ディズニーの100周年記念アニメを超えてしまったのだ。
日本での1カ月の興収は約40億円なのだが、なんとたった3日で16億円を叩き出した。これは今年の米公開の外国映画では1位。過去の日本のゴジラ作品でも1位という快挙だ。
評判も上々で、並み居る批評家が大絶賛。「その驚くべきビジュアル、感動的な人間ドラマ、そして社会批評のメタファーとしての怪獣の使い方」と手放しで称賛している。
観客の感想でうれしいのは「ゴジラ映画として過去最高なのはもちろんだが、単に映画としても素晴らしい」という意見が多いことだ。
面白いことに日本でのほうが賛否が分かれた印象があった。私も初日に夫婦で見たが、70周年のゴジラと年もほぼ同じ、生涯をゴジラに捧げてきたと言っても過言ではない私は「ついに日本のゴジラ映画もここまで来たか」と感慨ひとしおだった。