SNSで話題!マネージャーが仕掛ける「山本譲二メタル化計画」は成功する
譲二は、とても素直な人間だと思う。かつては毎年夏に、業界人やマスコミを集めて大きなビアパーティーを開いていた。みんなとそれぞれ乾杯してガブガブ飲んでいたので、最後は立ち上がれなくなったり、何を話しているのかわからなくなっていた。
僕らも「先にインタビューを済ませましょう」とわかっていて、後は気持ちよく飲んでもらっていた。酔ってくると、本音トークが炸裂。「若い頃はファンクラブの人数が凄かったが、恋愛報道が出た途端に数が半減。結婚したらまた半減で、4分の1になってしまった」と明かしたり、相手に合わせてエロトークもノリノリだった。
ただ、2019年に大腸がんの手術を受けてからは酒量を減らし、飲む時は「3時間まで」と決めているそうだ。僕なんかは「それってまだ飲み過ぎでは?」と思ってしまうが。
メタル化計画の話に戻すが、八代亜紀がジャズを歌ったり、美川憲一がシャンソン、小林幸子が“ラスボス”キャラになったり、他ジャンルに進出するケースが増えた。譲二もこの流れに乗って、「メタルロックっぽい演歌」をつくってみてはどうか。
若い人がイベントに呼ぶかもしれないし、長年のファンは驚くだろう。歌はめちゃくちゃうまいのだから、やろうと思えばいつでもできる。