ポケビ&ブラビを担ぎ出すNHK紅白の迷走…“謎コラボ”ばかりの年末音楽特番に視聴者ウンザリ
大晦日の第74回NHK紅白歌合戦の企画内容や、企画に伴う追加出場者が続々と発表されている。今年の紅白は特別企画「テレビが届けた名曲たち」と題し、「ルビーの指環」で知られる歌手で俳優の寺尾聰(76)や、内村光良(59)、千秋(52)、ウド鈴木(53)によるポケットビスケッツと、ビビアン・スー(48)、南原清隆(58)、天野ひろゆき(53)によるブラックビスケッツが出場することが発表されている。
今年の紅白は旧ジャニーズ勢の出場なしで、幅広い視聴者層の獲得を目指した人選や企画を目指していることが伺えるが、NHKの狙い通り、《これだけは絶対観たい!》と反応している人たちも多い。
一方、2日放送の「ベストアーティスト2023」(日本テレビ系)や6日、13日放送の「2023 FNS歌謡祭」(フジテレビ系)では、似たような演出や無理やり組み合わせたような謎コラボなどが目立ち、視聴者が既に「音楽番組に飽きている」背景もあり、紅白らしさを感じさせる企画を打ち出せるかが、課題と言える。
《過去の音楽特番は出演者が豪華だし、コラボやカバーも「とりあえず感」じゃなくて、本当に「視聴者があっと驚く」エンタメ性に富んだものばかりで面白かった。今のコラボやカバーって「とりあえず感」が強い》