自民裏金事件で注目度UP 泉房穂氏は国会議員時代から「政治が何とかするんや」のアツい心意気
■政治家はできるできないを議論する仕事じゃない
「こども家庭庁設置法案」などが審議された2022年6月7日の参院内閣委員会には、明石市長として少子化対策を成功させた実績が評価され、参考人として出席。こう訴えていた。
「本来、未来をつくる施策は国がしっかり責任持っていただいて、子供たちや市民に近い市町村は臨機応変に迅速に現金給付やっていく方が望ましいわけですけど、今逆でありまして、国は所得制限を掛けて現金を一回給付の施策が大変多くて、逆に地方の方が、子供医療費の無料化を始めとするいわゆる未来施策的なことをしているんです。本当は地方の方が金ないんですよ」
「そういう意味においては、お金のない地方が歯食いしばって未来施策をしていて、国の方がお金がないことを理由に一回こっきりの現金給付だけしていることは、私は逆転していると思います」
「お金はもうつくるものですし、政治家というものは、できるできないを議論する仕事じゃなくて、もうやると決めたらやるのが私は政治家だと思います」
やると決めたらやるのが政治家。できるできないを議論する仕事じゃない──。曖昧な言葉を繰り返し、「遣唐使」などと揶揄されている岸田文雄首相(66)にも聞いてほしい言葉だ。
国会議員に戻ってほしい、という声が日増しに高まっているのも当然だろう。