「令和ロマン」は発想がユニーク ありふれたテーマでも話の裏切り方がしっかりしている
M-1の決勝でもよくある「転校生ネタ」を全く違う切り口で料理したように、ありふれたテーマでもネタの構成、斬新な言葉の選び方、話の裏切り方がしっかりしていて、発想がユニーク。当時も「完成品」というクオリティーではありませんでしたが、可能性、伸びしろを大いに感じさせていました。
卒業後、2人とゆっくり話したことはないので実際にはわかりませんが、おそらく数多くのネタを見て、そのネタのつくりを分析し「笑いのセオリー」を理解した上で新たな裏切りを考えているのだと思います。そういうところが彼らのインテリジェンスかもしれません。
M-1王者といっても、彼らのプロとしてのキャリアはまだ6年。まだまだ発展途上、それだけにどこまで伸びていくのか楽しみでしかありません。すでに超多忙になっている2人ですが、これからタレント活動はもちろんのこと、ドラマや映画界への進出、ネットでの新たな展開などなど、さまざまな道・ステージが待ち受けていることでしょう。
その上でもっといろんなパターンを覚えて、それを改良・進化させて老若男女どの世代でも受け入れられる「漫才師」としての活動を中心にしてもらいたいと勝手な期待をしています。