“最年長”柏木由紀が在籍17年でついに卒業…AKB48は今後どうなってしまうのか?
劇場公演にあまり出ていない人気メンバーたちは、メディアを通じてAKB48の劇場公演をアピールすることもあり、劇場公演にどんなメンバーが出演しても人気も高く、チケット争奪戦に。簡単に公演を見ることさえできなくなりつつあった。
■グループの精神的支柱
次第に人気メンバーはグループを卒業して、全盛期を知るメンバーも少なくなり、全盛期を知る柏木が、AKB48の精神的支柱として孤軍奮闘していた。そんな柏木が、AKB48の卒業を発表。柏木が抜けることで、一般的に知られているメンバーは皆無になり、世間から遠ざかってしまうように思われている。
柏木の去った後のAKB48はどうなのか、なんて考える人もいるだろうが、そんな心配はない。これまでも劇場公演には人気メンバーが出ないことも多く、今までの劇場公演とさほど変わらないだろう。残されたメンバーが奮起して、再び柏木のようなスターが出てくることを願ってもいいのではないかと思う。
そもそもAKB48とは「会いに行けるアイドル」がコンセプトで、劇場にフラッと行って公演が見られることがモットーである。世間的には、名のないメンバーばかりになってしまったが、AKB48発足当時は、無名のメンバーが一生懸命に公演をやることで、多くのファンのハートを掴んでいった。現在も小栗有以・千葉恵里・山内瑞葵らのシングルのセンター経験者のメンバーや、新しく19期生も加入した。さらにスタートしたばかりのマレーシア・クアラルンプールを拠点に活動するKLP48に、AKB48から行天優莉奈、黒須遥香、山根涼羽、さらにSTU48の甲斐心愛の移籍も決まった。AKB48のみならず、姉妹グループにも大きな変化が起きている。柏木が卒業してからも新たな展開が待っているので、進化するAKB48が見られるのではないかと思う。
なお柏木は4月30日にAKB48劇場で卒業公演が行われる。本拠地での最後となる公演で、アイドル人生の集大成を見せてくれるに違いない。
(文=ブレーメン大島/プロアイドルヲタク)