“推し活”が駅周辺広告の「空き枠」を埋める 市場規模どんどん拡大、業界の救世主に
駅周辺のポスター広告にあふれる「HAPPY BIRTHDAY! 〇〇」とは一体? 新製品の広告でもナシ、いったい何なのかと思っている人も多いのでは。これらはファンが自主的に製作している「応援広告」。誕生日を祝うポスターメインで、オーディション番組出演中の“推し”を応援するものなどもある。
「もともと昔はアキ枠などなかったから、交通広告の代理店は法人としか取引がなかった。ところがコロナ禍で新宿の地下道や梅田の地下街などががらんどうになった時、徐々に個人客から問い合わせが入るようになった。推し活という個人的な広告掲載に消極的だった広告業界も背に腹は代えられず、K-POPの流行と共に“センイル広告(応援広告)”カルチャーも受け入れられ、各社対応を始めました」(広告代理店)