愛川ゆず季が告白「長男の自閉症を隠していたわけじゃない。でも言葉にすごくパンチがあって…」
公表したことについて愛川さんは、「隠していたわけじゃないけど、自閉症っていう言葉はすごくパンチがあるので言わなかった。でも、だんだん隠しているような気がしてきたんです。私は傍からは幸せそうに見えていると思うんですけど、『実際は色々あるよ』と伝えたくて」、自分の意志で決めたという。
「これだけ悩んでいる人がいる中、『私もいるよ』という仲間がいてもいいと思って。公表したことで、同じような境遇の方からメッセージをいただけたのが、すごく力になった。『一緒に頑張っていこう』という気持ちになりました」
「息子を育てていて思うのは、普通の子育てよりも本当に大変だということ。頑張りが報われるかどうかはわからないけど、子どもが可愛いことに変わりはないです。将来を考えれば悩みますが、『今を大切に生きていこう』というのがテーマなので、あまり悩んでいないかな」と笑う。
愛川さんを支えているのは周囲の人々だ。
「一番力をもらったのが、息子の話をした時に、今の世の中でもこんなに優しい人がたくさんいると心から感じられたこと。周りには隠していたんですけど、Yahoo!ニュースで気づいて『感動して泣きました』と声をかけてくださって。本当に仲良くしてくださる、心強い仲間の存在がすごく嬉しい。優しすぎる周りの方々に助けられています」
発達障害についての理解が深まることを願う愛川さん。自身のパニック障害の発作は、吹っ切れてから1回もないそうだ。
※前編【2歳で長男の自閉スペクトラム症を確信した“逆さバイバイ”】も必読だ。
(取材・文=中西美穂)