「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足
観客動員数107万人、興行収入14.7億円を突破した現在公開中の映画「帰ってきた あぶない刑事」。2016年に公開された前作「さらば あぶない刑事」の興収16.3億円を超えそうな勢いだ。
ご存じの通り「帰ってきた」は、舘ひろし(74)と柴田恭兵(72)主演の人気連ドラ「あぶない刑事」シリーズの映画化。1980年代後半に日本テレビ系で放送された連ドラは社会現象を起こし、シリーズ第2作「もっとあぶない刑事」や、スペシャルドラマ、映画も制作されるなどしてきた大人気コンテンツだ。
「前作の映画より今作の方が面白かった――そんな声が周囲で結構あります。実際、各映画サイトのレビューを見ても、『帰ってきた』は非常に評価が高いし、リピーターも多い。地域によっては公開終了というところもあるようですが、逆に延長する映画館もある。前作超えの興行収入はまず間違いないでしょうし、次作への弾みもついた」(週刊誌芸能記者)
横浜港署捜査課の刑事コンビ、タカ(舘)とユージ(柴田)の破天荒な捜査ぶりが視聴者を引きつけた「あぶデカ」シリーズが放送された80年代後半といえば、SNSも配信もなかった時代。ビデオデッキで録画はできたが、大ヒットドラマは翌日学校や職場で話題になるから、当時は誰もがリアルタイムで見たがったものだ。