美川憲一「もういいわ」和田アキ子「ありえない」…切り捨てた重鎮に見捨てられたNHK紅白の末路
■大人の対応をしなかったNHK
《やっぱり紅白はすべての年齢層の人たちが楽しめる番組なの。いっそ、その年のヒット曲を集めるというのはやめにして、前半は若手、後半は昭和のヒット曲を振り返る番組にしたらいいんじゃないかしら》(「週刊ポスト」21/1/1.7合併号)
昨年末の紅白は、旧ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題で、同事務所所属のグループの出演はゼロに。その代わりに、K-POP勢や若手の出場が目立ったが、若返りの甲斐もなく第1部の視聴率は30%の大台を割り、歴代ワーストを記録した。
紅白にモノ申したベテランは美川だけではない。
「16年年末の紅白で40回目の出場となるはずだった和田アキ子もリストラされています。和田は歌手として大トリだけでなく、司会を務めています。16年の落選の際は『毎日泣いた』というほどショックだったようで、そんな功労者を容赦なく切り捨てたNHKに対して、『大人の対応をしてほしかった』と恨み節を語っています。若返りを図ったからと言って、紅白の視聴率は回復の見込みはありません。今となっては誰もが知っている往年の歌手のヒット曲が聞ける紅白が貴重だったという声も少なくありません」(週刊誌記者)