4年後には「離れ」どころか「オワコン化」か…放映料高騰でテレビ局「五輪放送縮小」の未来
ただでさえパリ五輪は、人気の柔道やバスケットボールなどで“誤審騒動”が相次ぎ、《もうオリンピックは見ない》という視聴者も少なからずいた。
「ひと昔前の五輪なら、少なくとも日本人選手が出ていれば、人気のないマイナー競技でもテレビで放送されて、ながら見する視聴者も多かったんですが、放映権料が倍々ゲームのように高騰し、お金がないテレビ局は朝から晩まで五輪一色とはいかなくなった。無料動画配信サービスのTVerならいろんな種目が見られると言われても、わざわざ探して見るほど熱心なファンは限られています。マイナー競技にスポットが当たる機会が失われ、ますます日本人の関心が薄れ、スポンサーも離れていく。悪循環に陥っていきそうな予感がします」(スポーツ紙五輪担当デスク)
もともと日本人はオリンピック好きと言われるが、今回、東京大会(27個)に次ぐ20個の金メダルを獲得した割には列島中がフィーバーしているわけでもなさそうだ。
「もはや五輪は特別なキラーコンテンツというより、人気コンテンツのひとつに過ぎないのかもしれませんね」(前出のテレビ誌ライター)