4年後には「離れ」どころか「オワコン化」か…放映料高騰でテレビ局「五輪放送縮小」の未来

公開日: 更新日:

 ただでさえパリ五輪は、人気の柔道バスケットボールなどで“誤審騒動”が相次ぎ、《もうオリンピックは見ない》という視聴者も少なからずいた。

「ひと昔前の五輪なら、少なくとも日本人選手が出ていれば、人気のないマイナー競技でもテレビで放送されて、ながら見する視聴者も多かったんですが、放映権料が倍々ゲームのように高騰し、お金がないテレビ局は朝から晩まで五輪一色とはいかなくなった。無料動画配信サービスのTVerならいろんな種目が見られると言われても、わざわざ探して見るほど熱心なファンは限られています。マイナー競技にスポットが当たる機会が失われ、ますます日本人の関心が薄れ、スポンサーも離れていく。悪循環に陥っていきそうな予感がします」(スポーツ紙五輪担当デスク)

 もともと日本人はオリンピック好きと言われるが、今回、東京大会(27個)に次ぐ20個の金メダルを獲得した割には列島中がフィーバーしているわけでもなさそうだ。

「もはや五輪は特別なキラーコンテンツというより、人気コンテンツのひとつに過ぎないのかもしれませんね」(前出のテレビ誌ライター)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言