河合優実の魅力とは?「エモさと突き抜けた演技」と識者 “令和の山口百恵”になれるか

公開日: 更新日:

 俳優の河合優実(23)が都内で行われた味の素「クノール カップスープ」新CM発表に登場したのは先月25日のこと。

 河合といえば、来年のNHK朝の連ドラ「あんぱん」でヒロインの妹に抜擢された注目俳優。

 1月期のドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)では阿部サダヲ(54)演じるド昭和頭の主人公の娘・純子を演じて話題になり、放送中の缶コーヒーBOSSのCMでアイドルに扮しミニスカ姿で「なんてったってアイドル」を歌い、今回のスープのCMではほっこりした役を演じ、同一人物だと気づいていない人もいるほど。今年は「あんのこと」「ナミビアの砂漠」など映画4本が公開され、“令和山口百恵”と称されることもある。同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。

「同世代の学生たちに聞いたところ、自暴自棄の怒りを演じたら他の追随を許さないことに注目し、存在を“エモい”と表現していました。そんな彼女の魅力はどの方向にも突き抜けられる演技の振り幅にあると思います。『ふてほど』の昭和の女の子、BOSSのCMのアイドル、クノールのホームドラマ的作品、みなそれぞれに突き抜けた演技かつ無理がない。あの宮藤官九郎さんも河合さんの演技力に出番を増やしたといいますが、どんなベクトルにも突き抜けてくれるのでクリエーターの琴線に響く存在です。美しさの中に昭和なたたずまいと影があり、私は朝ドラ女優のイメージを覆す演技をしてくれるのではないかと期待しています。今年は映画賞の新人賞を総ナメにするでしょう」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇