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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

“やらかしに甘い”芸能界が様変わり…不祥事を一度起こすと、元に戻るのが難しい世界に

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 さらに、22年に不倫疑惑から元夫との修羅場の音声が流出した篠田麻里子も、意表を突く不倫妻役でドラマ復帰を果たした。薬物で検挙され執行猶予が明けた沢尻エリカも舞台で復帰している。もっとも、この2人はどちらも“お試し期間”のようなもので、次の仕事は聞こえてこない。

 その点では広末涼子も同じで、12月にライブを行うが、ドラマや映画の話は聞こえてこない。

 要するに、今日の芸能界は一度不祥事を起こしてつまずいてしまうと、以前のような活動に戻ることは非常に難しい世界になっている。特にテレビはスポンサーの顔色ばかりをうかがうため、面倒なことは避けてしまう。お金を払った客が相手だからOKとされてきた映画界でも、今は製作委員会制度が主流で、資金提供する数社のうち一社でも反対すると成立しない。辛うじてNetflixのようなサブスク配信がゆるいままだ。

 かつて「芸能界は甘い」といわれたのがウソのようなコンプラ重視。何が楽しくて芸能人になりたがるのか。一般企業に勤める人よりモラルに厳しくなっている。

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