松本人志「裁判終結」の後味の悪さ…“物的証拠なし”強調、“慰謝料なし”告発女性の立場は?

公開日: 更新日:

■告発女性は「割り切れない思い」

 さらに、《松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。》というコメントもあやふやな印象を残している。

「“不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、”という箇所は、告発女性に直接向けられたものとは捉えにくい。もしそういう人がいればという仮定の話になっていて、被害を告発した女性たちが置き去りにされている感が拭えない。さらに裁判終結に際して、双方で金銭の授受がないとされています。松本側が慰謝料を支払っていたら性加害を認めることになる。そのため、それはしていない。それに文春側も同意している。では、あの記事の告発は何だったのか。一般の人からしたら、あやふやな点が少なくありません」(芸能ライター)

 告発女性のうちの1人は朝日新聞に「割り切れない思いはありますが」としながら、「一定の謝罪がなされたことは重要で、これでそれぞれが前に進めると感じています」とコメントしている。部外者から見ても後味がいいとはいえない結末となった。

  ◇  ◇  ◇

「アイドリング!!!」元リーダー告発で新たな疑惑か?●関連記事『【あわせて読む】《直の友人》が松本人志から性加害と「アイドリング!!!」元リーダー告発…新たな疑惑噴出でTV復帰さらに遠のく』に詳しい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」