演劇界の同志であり盟友である渡辺えり氏の前代未聞・前人未踏の挑戦に参加
皆さま、新年おめでとうございます。今年は私も70歳になる年。「数えで」なんて最近あまり言わなくなったが、古希が間近に迫っている。
私の祖父が72歳で亡くなった。そりゃあもう立派なおじいちゃんだった。私の茶色いクレヨンをチョコと間違え食べたりしてた。その境地に私も至れるのだろうか。
そして私と同い年で、演劇界の同志であり盟友である渡辺えり氏が一足先に古希となり、今日8日初日で下北沢本多劇場で渡辺えり古希公演の幕を開ける(稽古場最後の日の5日が、くしくも誕生日であった)。そして私も出演させていただいている。
過去に上演された「鯨よ!私の手に乗れ」と「りぼん」の2本立て公演。黒島結菜、室井滋、木野花、宇梶剛士、シルビア・グラブら10人以上のメインキャストに加え、30人近い若手俳優、総勢40人で挑む。
テーマはどちらも世界平和とフェミニズム。えりさんの永遠のテーマだ。昨今戦争をテーマにした演劇を若手劇団がよく上演しているが、どれも、どストレートな芝居が多い。昔からそれらをファンタジーとして紡いできた劇作家が渡辺えりであり、それは唐十郎氏から続くアングラ演劇の系譜だ。