著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

路上のガム跡、なぜ消えた?

公開日: 更新日:

 道を歩いていて、ふと気がついた。路上にガムが吐き捨てられ、踏まれてペチャンコになったものが真っ黒にへばりついた“ガム跡”、これを最近とんと見なくなった気がする。

 一昔前なら、駅のホームや駅前の道、そこいらに点々と見ることが出来た。

 そう思って今回気にして歩いてみたが、あれほどあった“ガム跡”がほとんどない。ガムを噛む人が減ったのだろうか。調べてみたらガムの生産量は2004年をピークに21年までの17年で約6割も減ってしまっているではないか。

 昭和の人はよくガムを噛んだ。そして道に吐き捨てた。靴の裏に貼りついた経験がその年代には誰しも一度はあるだろう。フーセンガムというのもあった。ふくらました風船が割れて鼻に引っ付いて、それを手で取ってまた口に戻して噛んでいた。不衛生だったなあ。

 ガムを噛まなくなった原因はさまざまある。まずグミの登場。吐いて捨てる手間がないからね。あと昔はスキマ時間を埋めるために手持ち無沙汰でガムを噛んでいたのだが、それがスマホを見る行為に取って代わられた。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ