「霜降り明星」せいや 高校時代の壮絶いじめを乗り越え、テレビ界のユーティリティープレーヤーに
2018年に「M-1グランプリ」で優勝した霜降り明星は「第7世代」と呼ばれた同世代の若手芸人のトップランナーであり、そのブームを牽引する存在だった。
第7世代ブームが落ち着いた後も、彼らの勢いが衰えることはなかった。キャリアを重ねてその実力にも磨きがかかり、さらに活躍の場を増やしている。昨年はチョコレートプラネット、ハナコとともに「FNS27時間テレビ」の総合司会という大役も務めた。
コンビとしての活動のかたわら、彼らは個々人でも精力的に活動している。ツッコミ担当の粗品は、YouTubeで先輩芸人を名指しで批判したり、ギャンブル企画で大金をつぎ込んだりして、新時代のヒールキャラとして熱狂的な支持を受けている。
そんな過激路線をひた走る粗品とは対照的に、ボケ担当のせいやはテレビを軸にして健全なタレントとして活動を行っている。どんな状況にも対応できる器用さがある上に、愛嬌があって上の世代に愛され、下の世代に慕われるせいやは、テレビ界のユーティリティープレーヤーとして引っ張りだこになっている。