なんと!戸田恵子さんとのデュエット曲をリリース 諦めなければ思いは叶う
5年前に「老人と子供のポルカ2020」という歌を東洋化成という会社からレコード盤で出した。そうです私はれっきとした歌手デビューを果たしているのです。
さてそこに、「お久しぶりね」「吾亦紅」などの数々のヒット曲を持つ作曲家杉本眞人さんから、自曲の「OSAKA」を、大阪出身だし、歌わないかという話が舞い込んだ。
と言ってもCD出してくれるというおいしい話ではない。世の中そんなに甘くない。あとは自力で頑張るしかない。
そこで「老人と──」の時のプロデューサー木崎徹氏に持ちかけたが色よい返事はない。そりゃまあそうだ。いくらいい歌でも売れる保証がない。
だがここで諦めず。やる気を見せるためにすぐに「笑かして」という、大阪弁の売れない漫才師の奥さんの気持ちを描いた詞を書いた。
しかしこれでもなかなか事態は動かない。そのまま3年、ゴーサインが出ないまま半ば諦めていたところ、「デュエットにしたらどうだ」という声がかかった。そこで中村中さんに曲を書いてもらい、ダメ元で戸田恵子さんにデュエットのお相手を申し込んだら、「いいわよ」と二つ返事で即OKをいただいた。