松坂桃李は〈俺たちのヒーロー〉か? 日曜劇場『御上先生』が就職氷河期世代に支持される“悲しい現実”
松坂桃李(36=写真)が主演のTBS日曜劇場「御上先生」が絶好調だ。9日放送の第4話も世帯視聴率10.3%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、冬ドラマの中で唯一、初回から連続で2ケタをキープ。さらに無料動画配信サービスTVerのお気に入り登録数もとっくに100万超えで、トップ3にランクインしている。
「TVerの男性利用者は40代以上が中心で、就職氷河期世代がかなりの割合を占めています。『御上先生』は学園ドラマですけど、意外とその世代の支持率も高いんですよね」と在京キー局関係者はこう続ける。
「松坂さんが演じる御上先生は文科省のエリート官僚で、進学高に教師として“出向中”の身。生徒に向かって〈上級国民予備軍〉と言ってのける、なかなか“クセつよ”なキャラで、万人に好かれるタイプではない。そもそも日曜劇場の学園ドラマは“鬼門”と言われていて、歴代視聴率ワーストも学園コメディー『ごめんね青春!』(2014年)の7.7%です。『御上先生』は妙なジンクスまで打ち破ったとも言えそうです」
とまあ、主演の松坂の評価もうなぎ上りなのだが、大手メーカーの40代管理職はこう明かす。