フジテレビで「まだマシ」遠藤龍之介副会長は辞意なのに…辞めない日枝久相談役にファンド包囲網
「人事の透明性はきちんと打ち出して説明できるものにしないといけない」
10日、フジテレビの経営体制の見直しについてこう話したのが、清水賢治社長(64)。中居正広氏(52)の女性トラブルをめぐる一連の問題で、1月27日に開かれた2度目の記者会見で、嘉納修治氏(74)、港浩一氏(72)はそれぞれ同社会長と社長を引責辞任。
遠藤龍之介副会長(69)も、3月末に予定されている第三者委員会の調査結果の公表後に辞任する意向を発表。後継会長への引き継ぎが終わり次第、日本民間放送連盟会長の辞任も表明している。遠藤氏は中居氏の女性トラブルについて、昨年12月に週刊誌の直撃で初めて知ったと告白。コンプライアンス推進室を担当していたことから、社内からもガバナンス不全が指摘されていた。今回、引責辞任することとなった遠藤副会長にはこんな声も上がっているという。
「会見した役員の中で比較的まともな対応をしていたのが遠藤さんで、会見にすら出てこなかった日枝さんに比べれば、『まだマシだった』『フジテレビの良心』といった声も聞こえてきます」(スポーツ紙記者)