岡田将生『御上先生』での悪役ぶりが好評 顔面美を生かした怪演で俳優としての地位確立
■好青年役からサイコパス殺人鬼まで幅広く
「今作での岡田さんの悪役っぷりが、《岡田将生の真骨頂よな、悪役に徹する表情がたのしみだ》と視聴者の中でも話題となっており、それが「御上先生」の評価を高める一因になっていると言えるでしょう。特に御上を陥れることのできる証拠を入手した時のうさん臭さ満載の表情や、御上へのいまいましさを感じさせる歪んだ表情は、顔の美しさを生かした凄みと不気味さが伴っており、これはまさに岡田さんにしか演じられない領域といった印象です」(芸能ライター)
岡田といえば、24年前期放送のNHK朝ドラ「虎に翼」や、24年公開の映画「ラストマイル」などの話題作に立て続けに出演。好青年役のイメージも強いが、最近ではサイコパスな悪役を演じる機会が増えている。
「24年公開の映画『ゴールド・ボーイ』では、義理の両親を殺害した様子を地元の子どもたちにたまたま撮影されていたことで、子どもたちと心理戦の殺し合いを繰り広げるサイコパス殺人鬼を演じ、21年公開の映画『CUBE』では、無気力なフリーターから、人を殺すことに何も感じなくなった狂人に変貌する役を演じており、そのどれもが岡田さん自身が本当にこういう人間なのではないだろうか……と思わせるほどのリアルさとおぞましさを感じさせる圧巻の演技でした」(映画製作関係者)