189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に
順調にキャリアを積み俳優としての地位を確立した阿部。高身長俳優の代表的な存在だが、日本人の体形も欧米並みに成長。芸能界も高身長の俳優がドラマ・映画の中心にいる時代。身長だけならハリウッドに並ぶまでになっている。
再来年の大河に主演する松坂桃李は183センチ、綾野剛、松山ケンイチも180センチある。阿部と同じ60代の俳優を見ても、渡辺謙・佐藤浩市・豊川悦司は180センチ台と長身だ。
「高倉健さんも180センチの長身で後ろ姿でも演技していた。その絵は美しいほどでした。身長があると、立ち姿だけでなく、座るシーンで両足を広げても組ませても絵になる」(前出の映画関係者)
今回のドラマの初回でも、スタジオに入る阿部の後ろ姿を意識的に映していたように見えた。今後もドラマの流れと共に阿部の立ち居振る舞いも見どころのひとつだろう。
女優陣も高身長が増えている。朝ドラ「あんぱん」で嵩(北村匠海)の母・登美子を演じている松嶋菜々子。ドラマでは実の子を捨てるなど「毒親」ぶりで話題だが、艶やかな着物姿も見逃せない。「朝から目の保養になる」「背筋を伸ばし着物で歩く後ろ姿が奇麗」と視聴者を引き付けている。松嶋の身長は172センチ。177センチの北村との母子役も、「背丈のバランスも考慮してキャスティングされた」といわれるが、母子が絡むシーンは実にバランスが取れている。