元レーサーの実業家・式場壮吉氏と国際結婚した欧陽菲菲
ー1978年4月ー
カタコトの日本語が人気で「雨の御堂筋」「ラヴ・イズ・オーヴァー」を大ヒットさせるなど、出身国の台湾と日本の両国で活躍する欧陽菲菲が結婚したのは1978年4月、28歳の時。
相手は10歳年上の実業家、式場壮吉氏。63年のカーレース第1回日本グランプリではC―Vクラスで優勝、翌年の第2回日本GPではポルシェ904を駆り、生沢徹のスカイラインとバトルを繰り広げるなど、日本のモータースポーツ草創期に活躍した元レーサーで、引退後はカーアクセサリー会社を経て父親が経営する病院理事を務めていた。
知り合ったのは76年8月。式場氏の友人の奥さんが台湾出身で、菲菲の妹の友人でもあったことから六本木で食事会が行われることになった。
この時、菲菲は式場氏がレーサーとして活躍していたことを知らず、式場氏も芸能界に詳しくなかった。しかし、なぜか気が合い、77年秋ごろから急接近し、菲菲のマンションがある青山でデートする他、式場氏が台湾のゴルフ場に来た時に菲菲の両親に紹介。菲菲も式場氏の実家を訪れるなど結婚に向けて準備を整えていった。