著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<9>「紀州のドン・ファン」名付け親にメールで出した3択クイズ

公開日: 更新日:

 野崎幸助さんが亡くなった翌朝、私は和歌山に向かった。大阪までの新幹線でゆっくり眠る算段をしていたが、彼との思い出が次から次へと浮かんできて、眠ることなど全くできなかった。

 新大阪駅で紀勢本線の特急「くろしお」に乗り換え、途中の和歌山駅を過ぎると車窓に紀伊水道が見えてくる。爽やかな五月晴れで穏やかな海に浮かぶ貨物船などを眺めていると、ドン・ファンが亡くなったということが信じられなかった。

 午前9時を過ぎたころ、私は前夕に飲んだKクンにメールを打った。

「昨夜ドン・ファンが亡くなったとの連絡あり。詳しいことは後ほど」

 これで一緒にコースを回っている編集のYクンにも情報が伝わるはずだと思った。

 Yクンは週刊現代の編集長を経て講談社+α文庫でドン・ファン本の2冊目(死後の3冊目「『真犯人』の正体」も)を担当していた。週刊現代時代はドン・ファン記事を何度も掲載して人気に火を付けたし、なによりも「紀州のドン・ファン」の名付け親である。

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