元Jr.橋田康氏も会見で「口淫され1万円渡され…」と…ジャニーズに迫られる性加害への説明責任
ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏(2019年死去、享年87)の性加害について、カウアン・オカモト氏(27)に続き、元ジャニーズJr.の橋田康氏(37)が26日、日本外国特派員協会で会見を行った。
カウアン氏のときと比べると特派員の参加数は減ったが、対照的に日本のメディアが大挙して押し寄せ、記者席は満席。海外からの指摘で話題になった本件だが、外圧に弱く、自浄作用の働かない日本メディアの悪しき状況も浮き彫りになった。
橋田氏は1998年に、ヒロミ(58)と滝沢秀明(41)がMCを務める「8時だJ」(テレビ朝日系)のオーディションをきっかけにジャニーズJr.に加入。自身の性被害について、加入から1年くらい経った頃、公演先のホテルで「かけていたはずのロックが開き、ジャニーさんが入ってきて、口淫されました。自分の体に何が起こったのかわからず、涙が止まらなくなりました。ジャニーさんから1万円を渡され、『自分の価値は1万円なんだ』と感じました」と詳細を語った。
少年時代に受けた恐怖と心の傷、告発したことで色眼鏡で見られるリスクも含め、被害の深刻さは計り知れない。
ジャニーズ事務所の藤島ジュリー社長(56)が性加害があったことを「知らなかった」としたコメントについては、「信じません。内部でも噂はあったわけですし、目を向けなかったことはあっても、知らなかったことはない」と反論。
さらに、「同じ被害に遭った人間として、元Jr.のみなさんからのお話を聴き、彼らの声を集め、ジャニーズ事務所との懸け橋になれれば」とカウアン氏らと第三者的な立場で相談窓口を設け、被害者の声をジュリー社長のもとに届けると共に、「児童虐待防止法の改正」を掲げ、エンタメ界の健全化に向けて活動するという。