テレビ局による大物タレントへの“肉弾接待”はこうして常態化していく…フジ以外でもあるのか、ないのか?
しかし、フジのあまりにずさんな対応に、トヨタ自動車、明治安田生命、日本生命、NTT東日本など頼みの綱のナショナルクライアントがフジへの出稿を停止するなど、まさに存亡の機に直面している状態だ。
しかし、こうした局関係者から大物タレントへの“性接待”“性上納システム”は、フジテレビ内、そして他局でも常態化しているものなのか。素人目にもありそうだと予想はできるが、あるキー局の情報番組関係者はこう話す。
「むしろPR会社や芸能事務所からの局関係者へのちょっとした色仕掛けの接待はあります。でも今回の中居のケースのような局から大物タレントへ、そしてここまで露骨な性接待はまれだとは思います。冠番組を持つような大物タレント相手の局からの“肉弾接待”は、下っ端にはいきなりできるはずはなく、最初は普通の飲み会やキャバクラやクラブなどライトな関係から始まり、何年も時間をかけて秘密を共有し、やがて自局の関係者を差し出すような共犯関係になっていくんですよ。フジテレビにとっては、中居といえばSMAP時代からのズブズブの関係があり、SMAPを扱える人が出世してきたという伝統があった。普通の接待で終わらせると『お宅のとこはこのくらいなんだ』と言われたりすることもある。すべてとは思えませんが、プロデューサーなど力のある上層部との関係性次第では、他局でもこういう話はあると思います」