気温気圧の変化で起こる「秋の不調」は自律神経を鍛えて防ぐ

公開日: 更新日:

「もうひとつの原因は気圧です。はっきりした理由はわかっていませんが、低気圧にさらされるとヒスタミンの分泌が増えることがわかっています。ヒスタミンは体の外の刺激によって肥満細胞と呼ばれる細胞から分泌され、免疫細胞に指令を出す働きがあります。これが過剰に分泌されると、花粉症のようなアレルギー症状が起きてしまい、炎症作用、血管の収縮、血圧の上昇をもたらします。その結果、不調がひどくなってしまうのです」

■“酔い止め”にも意外な効果が

 むろん、食べ物がおいしい季節だけに食べ過ぎによる胸焼け、胃もたれが不調の原因になる場合もあるが、まず気をつけたいのは天気痛なのだ。

■入浴と運動で自律神経を鍛える

 では、どうすれば、秋の不調を避けることができるのか。

「まず急激な気温の変化にそなえ早めに長袖のシャツを着たり、上着を着用することで、気温に対応できるようにすることです。寝る前に38~40度のぬるめのお風呂に入り、交感神経から副交感神経への移行をスムーズにすることで、自律神経の乱れを整えることもお勧めです。さらには散歩など、適度の運動をすることで交感神経を鍛えましょう。食べ過ぎないよう、先にさゆを飲んでから食事をするのもいいかもしれません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝