気温気圧の変化で起こる「秋の不調」は自律神経を鍛えて防ぐ
意外なことに気圧が下がれば、“酔い止め”を使うのも手だという。
「天気痛を起こす人は耳の奥(内耳)にある気圧を感じる細胞が他の人より敏感だといわれています。通常、内耳はリンパ液で満たされており、体を動かしたときのリンパ液の流れを、脳が察知することで体のバランスをとります。しかし、気圧を感じる細胞が敏感すぎるとちょっとした気圧の変化に大きく反応してしまい、体が傾いていないのに脳は体が動いたと混乱。その結果、からだ全体の交感神経が興奮し、治ったはずの古傷の痛みも感じてしまうのです。ですから、気圧が低くなり、痛みが出てきたと感じたら、酔い止めを飲むと効果があるともいわれています」