岡崎体育は併発入院 ノロ&インフルのピンポン感染を防ぐ

公開日: 更新日:

 高熱や関節痛に苦しめられるインフル、下痢と嘔吐に加えて発熱もあるノロ。どちらも感染者を周りの人が看病しているうちにピンポン感染しやすいから厄介だ。予防はどうするか。聖路加国際病院内科名誉医長で、「西崎クリニック」院長の西崎統氏に聞いた。

インフルエンザの予防は、ワクチンを接種した上で、マスクと手洗い、うがいが基本。意外に侮れないのが、30分に1回お茶を飲むこと。風邪やインフルの患者さんが殺到するこの時季、お茶飲みを実践する医師は少なくありません。のどの乾燥を防ぎつつ、患者さんが持ち込んだウイルスを洗い流すイメージです」 ノロは、消化器系の症状が中心で、呼吸器系ではないが、看病する人はマスクが不可欠という。

「ノロウイルスは、二枚貝などに潜んでいて、生ガキなどが媒介します。感染者が吐いたりすると、周りの人が掃除したときに手や指にウイルスが付着し、気づかずに鼻をこすったり、口をぬぐったりして感染する。嘔吐物を掃除したつもりでもウイルスは乾燥に強い。から拭きから1週間後に集団感染を起こしたこともあります。汚染箇所の近くをだれかが通ると、ウイルスが舞って、それを吸い込むことで感染するのです。ですから、ゴム手袋で汚物処理して手洗いするのはもちろん、マスクも欠かせません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ