岡崎体育は併発入院 ノロ&インフルのピンポン感染を防ぐ
ノロは、患者の便1グラムに10億個、嘔吐物1グラムに100万個いて、100個以下で感染するとされる。爪の先にわずかに付着しているだけで感染するのはそのためだ。
「感染者は吐いた口元を拭いたり、ぬぐったりした手であちこちに触れます。トイレのドアノブや水洗レバー、水道の蛇口、テレビやエアコンのリモコン、タブレットのスイッチ……。自宅やオフィスのあらゆるところにウイルスが付着しています。感染した子供を看病した妻が2次感染し、最後に夫が感染するようなピンポン感染がしばしば起こるのは、看病した人が汚染部位に触れやすいためなのです」
患者の枕元には、空の牛乳パックを用意しておくと便利だそうだ。嘔吐物の飛び散りを防ぎ、看病する人は臭いなどをブロックして“もらい嘔吐”せずにトイレに捨てやすい。飛び散ったところを拭き取ったら、塩素系洗剤で水拭きして除菌する。濃度は、家庭用漂白剤10ミリリットルに水1リットルだ。
「ノロに感染したとき、下痢止めを飲むと、かえって回復が遅れます。下痢と吐き気で水も飲めないほどひどいときは、病院での点滴が必要です。また、インフルの薬を服用して2日経っても熱が下がらないと、肺炎の恐れが高い。すぐに再受診してください」
岡崎のようなこともあるだけに、このくらいは頭に入れておこう。