「おなら」が臭い人は心臓疾患にかかりやすくなる可能性
ところが、腸内環境が乱れていて排出がうまくいかないと、食べたものの余剰分が腐敗した状態で体内に残ってしまいます。そうなると、栄養素の吸収が不完全になったり、体内に炎症が起こって、がんや動脈硬化の要因になってしまうのです。
腸内細菌のバランスが整っていて腸内環境が良好であれば、排出もスムーズです。いちばん簡単な判定法は「おならが臭いかどうか」です。臭い場合は腐敗したものが腸の中に残っていて、毒素=メタンガスが産生されているということです。反対に腸内環境が良い人は、おならがまったく臭くないケースもあります。
おならが臭い人は、食生活を見直してアンバランスさを改善し、腸内環境を整えることをおすすめします。それが、生活習慣病を防いだり、心臓を守ることにもつながります。
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