医師は毎日摂取 コロナ予防対策に役立つ2つのサプリとは

公開日: 更新日:

「SARS(重症急性呼吸器症候群)の研究で、亜鉛はウイルスのタンパク合成システムのRNA転写因子RdRpを阻害し、ウイルスの増殖を抑制することが明らかになりました。分かりやすく言えば、ウイルスはヒトの細胞が持つタンパク合成システムを横取りして、自分のRNAとタンパクを量産する。新型コロナウイルス遺伝子構造がSARSと酷似している同系のRNAウイルスなので、亜鉛が新型コロナウイルスの増殖も抑制する可能性が十分考えられるのです」(山嶋哲盛氏)

■副作用の心配なし

 つまり、適量の亜鉛を積極的に取っていれば、新型コロナの予防になる可能性がある。ただ、食品やサプリメントで摂取しても、亜鉛は電気を帯びているため細胞内には取り込まれにくい。それを助けるのが、ケルセチンなのだ。

 現在、抗マラリア薬「塩酸クロロキン」も、新型コロナウイルスに対する臨床研究が行われている。塩酸クロロキンにも、亜鉛を細胞内に取り込む作用があることが分かっている。トランプ大統領が「画期的な薬」と言ったことで注目されたが、実際に効果があるかははっきりとしておらず、さらに患者の心拍に異常をきたすという副作用の報告もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”