著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

疲労回復効果が望めるスダチとカボスは酸味で使い分ける

公開日: 更新日:

 刺し身や焼き魚、鍋などの薬味としておなじみのスダチとカボスは今からが旬です。

 どちらもユズの近縁種でミカン科の香酸柑橘(かんきつ)類。値段もほぼ一緒であることから混同されがちですが、見分けるための決め手は大きさと生産地です。スダチの主な生産地が徳島で、大きさはゴルフボール大。カボスは主な生産地が大分で、大きさはテニスボール大なのです。

 では、含まれている栄養価はどうなのでしょうか? 実は酸味など多少の違いはあるものの、一度に食べる量がそれほど多くないため、摂取できる栄養や成分には大きな違いはありません。

 いずれも、疲労回復効果も期待できるクエン酸を豊富に含んでいます。運動後にクエン酸を摂取することで疲労回復効果が格段に上がったという報告もあることから、一日動いた後の夕食におすすめです。また、クエン酸には牛乳や小魚に多く含まれるカルシウムの吸収を高めてくれる役割もあり、夕食時にクエン酸とカルシウムを同時に摂取すると、カルシウムの大腿骨への利用がアップすることも分かっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル