【トマト】活性酵素を除去してがんや老化を抑えてくれる
トマトは医者いらずといわれるように栄養価が豊富な食材です。価格も手ごろで一年中手に入るので馴染みがあります。
トマトに含まれる赤い色素成分は「リコペン」です。生活習慣病予防や老化抑制に働くことが知られていますが、その中でもリコペンは、とりわけ効果が高いといわれています。
私たちの体の中には2%程度、活性酸素が存在して、体内に入った細菌を殺したり、化学物質を無毒化したりしてくれます。
ところが、この活性酸素が体内で過剰になると体の正常な組織まで傷つけてしまうことがあります。
こうした活性酸素の作用が、がんなどの生活習慣病の発症や細胞の老化を進める原因になる、といわれています。リコペンはこの活性酸素を除去する働きが強く、がんの発生や老化を予防するのに効果があるとされているのです。
ラットやヒトの研究でリコペンを摂取した時の血中濃度を測定したところ、朝、昼、夕のうち、朝の摂取が一番リコペンを体内に取り込みやすいことがわかりました。