古谷彰子
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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

疲労回復効果が望めるスダチとカボスは酸味で使い分ける

公開日: 更新日:

 香りの成分では、リモネンやピネンといった柑橘類に多い成分をどちらも含んでおり、リラックス効果が期待できます。

 徳島大学の研究によると、スダチの爽やかな香りは気持ちを落ち着かせてくれるだけでなく、搾りかすに血糖値の上昇を抑える効果があることが報告されています。また、カボスの皮に含まれるスダチチンというポリフェノールの一種は、脂質の代謝を改善し、体重増加を抑制してくれることも分かっています。

 そんなスダチとカボスですが、酸味の違いをうまく使い分けられると献立の幅も広がります。スダチの酸味はカボスよりも強く、食材にすがすがしい香りを添えたいときに使いやすいです。例えば、キノコ料理や、味噌汁に搾ってもその香りを楽しめます。対してカボスの酸味は弱めなので、素材の味を際立たせたいフグ料理や鶏肉のソテーなどにおすすめです。

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